ファーストプレイ終了っ!

ファーストプレイ終了! どうにも気になっていたので、最初は夏咲から。途中いろいろ後ろ髪引かれたりもしたのですが、結局は夏咲一本で行きました。


さて、伏線大好きなおいらのことです。当然、本作の伏線についても気になっていました。
で、どうだったか。
結論から行くと、種明かしの前に、限りなく真相に近づいていました。でも正解にはたどり着けず。
具体的に言うと、森田賢一のあの言い回しは何かありそうだと最初から気になっていました。そして、昔読んだ筒井康隆のこの小説同じような叙述のトリックがありそうだ、というところまで考えてました。詳細にネタ晴らししても興ざめですし、細部まで覚えているわけではないので多くは語りませんが、同小説を読んだことある人なら言いたくなると思います。そこまで気づいたなら、極刑がどういうものなのか説明があったときに気づけよ、と……。
うう面目ない。そして悔しい。なにしろ、第五章は一気に進めてしまったもので。
おもしろかったから良いんですけどね。


それはさておき、未だに法月をノリヅキと読んでしまう俺ガイル。
その法月なんですが、南雲えりさんは結局もんのすげぇ捨て駒だったということでいいですか? 賢一/プレイヤーに対する自身のキャラ付けを強烈にする以上の意味が読みとれないんですが。森田賢一一人を育て上げるために、有望な人材をさっくり消してしまうって、めちゃくちゃ私情入ってますね。ありゃないんじゃないか、と今でも思ってます。公式の人気投票(不正投票があるらしいっぽい噂も聞こえてきますが)でも法月と南雲が1位2位にいますが、それだけ印象的な話であるわけですよ。
それから、最後。投げ捨てたのは特別高等人のバッジでしょうか。自分が越えられなかった壁・牢獄脱出を果たし、逃走中に竪穴の先の希望を潰されても、仲間の苦境を救うために死力を尽くして前に進むことを選んだ賢一。その姿に、自分が樋口三郎とともに目指し、そして諦めた改革の未来を見て、自分の役目は終わったと思ったのでしょう、たぶん。でもだからといって投げ捨てていいのかとっつぁん。
投げ捨てること自体もどうかと思うが、それよりも、あんたにゃもっとできることがあるのではないのか。


さて、最後に選択肢がありました。
世の中をどうにかしないと、理不尽な義務に苦しむ人が出る……というのは、さち・灯花・夏咲・璃々子・セピアの面々は痛いほど感じたはずです。この物語世界は、何も変わらない毎日というささやかな幸せすら、自ら勝ち取らないといつ破壊されるかわからない世界だったはずです。
あまり政治色が強くなってもアレなんで匙加減は難しいですが、普通の人のささやかな幸せを守るために、普通の人よりももっと大きなことができる完璧超人・森田賢一だと思えばこそ、あのエンドはなんかこぢんまりとしてしまった感が否めません。ほのぼのとしているのも、夏咲が幸せそうなのもすばらしい……というか、それはそれで必須なんですけど。
……って、む? そういう豪快かつ欲張りな話はひょっとすると他のエンドであったりするの? ハーレム?


夏咲のあとは軽く璃々子エンドにも分岐。
うむ、2人には地道に頑張ってほすぃ。


そして、今は最初からセカンドプレイを始めてます。
このあとは、さち、灯花、だめだめ選択肢でバッドエンド回収、という順番で進めていく予定。


にしても、再読して思うのですが、ハードMだのクスリだのといった表現・要素にすっかりミスリードされてましたね。
教室でジュラルミンケース*1内部を大公開してしまったとき、まなと一緒にスーパーで買い物する際に女性向け製品を追加しようとしたとき。変態のなせるワザかと思いつつ、ちょっとしたギャップに違和感を感じていたのを思い出しました。
そういったあたりをチェックするのが楽しいので(こういうの好きだなあ俺)、既読スキップせずに進めています。


ところで、南雲えりさんの話とかちょっと触れましたが、ここはホントどうにも納得いかない部分です。実は他のエンドでまたなんかどんでん返しが……あったりしたら相当びっくりするのですが、それはないだろうなぁ。
……別に南雲シナリオがほしいとか、そういうわけではないですよ?


(1/31 02:13)モリケンの名前を間違えて書いてたのを直しました……。

*1:どう見てもゼロハリです。本当に(ry