綿流し編9日目:図書館での会話(2004/10/27更新)

大石が圭一にカマかけることに何の意味があるのか。
綿流し当日に4人が一緒にいたという事実を踏まえた上で圭一らを疑うのであれば、多少のプレッシャーをかける必要はあるにせよ、いつまで一緒にいたのか・その後会っているのかいないのか・何をしていたのか・どんな話をしていたのか、といったことを聞き出すことが重要なはず。なのに、図書館での大石は、カマかけるだけかけてそういう情報収集はまったくしてない。
このときの大石の行動に意味を見出すとしたら、「4人で一緒にいたという情報はあるが不確実なので、圭一の反応を見てウラを取ろうとした」とかそのあたりになりそう。つまり、大石自身は実は「4人が一緒にいるところは見ていない」など。
もちろん、そんなことはなく、4人一緒にいたことを最初から知っていた大石がただ圭一を脅かしてみただけ、というセンもなくはない。刑事として、かなり間抜けな印象だが。