BETA成分解析してみた

オルタネイティヴ計画とやらではあまりたいした情報の得られなかったBETA。
我々の存在するこの世界における最先端の技術を駆使したら何らかの成果が得られるのではないか。
ということで、調査してみました。

なお、東風研究所の調査では、総じてWEB版より「無駄道具」のアプリケーションの方が好みの的確な結果が出ています。
よって、以下は全てアプリケーション版での調査を行いました。

BETAの成分解析結果 :

BETAの54%は食塩で出来ています。
BETAの16%は成功の鍵で出来ています。
BETAの13%は不思議で出来ています。
BETAの10%は野望で出来ています。
BETAの4%は度胸で出来ています。
BETAの3%はツンデレで出来ています。

食塩は少々以外でしたが、他はおおむね思った通りです。ごく一部で囁かれていたBETAツンデレ説を裏付ける結果となりました。
今は「ツン」のフェーズです。意思疎通に成功すれば、「デレ」の展開が待っていることでしょう。意思疎通を図ることの重要性を示しています。


その他の項目については特に説明の必要もないと思われますので省略。以下、個別種ごとに研究を進めます。

重光線級の成分解析結果 :

重光線級の55%は罠で出来ています。
重光線級の36%は理論で出来ています。
重光線級の3%は果物で出来ています。
重光線級の3%は血で出来ています。
重光線級の2%は運で出来ています。
重光線級の1%は優雅さで出来ています。

55%を「罠」が占めています。この調査結果をあらかじめ香月博士に伝えられていたら「町田の重光線級は囮」と事前に看破し得たのではないかと思うと残念でなりません。
なお、今まで重光線級の動作は緩慢だと思われていましたが、それは彼らが優雅であるが故だ、と判明しました。36秒の照射インターバルも同様でしょう。

光線級の成分解析結果 :

光線級の39%は睡眠薬で出来ています。
光線級の39%は鉄の意志で出来ています。
光線級の16%は株で出来ています。
光線級の5%は砂糖で出来ています。
光線級の1%は知識で出来ています。

思ったより重光線級との類似は見いだせませんでした。
が、ポイントは重光線級の「果物」と光線級の「砂糖」です。当然、果物には果糖が含まれまています。ここから推測されることは、レーザー種のエネルギーは糖分だと言うことです。
よって、レーザー種の側には甘いものを置かないことが戦略上非常に重要だと言うことがわかります。
ちなみに、光線級の12秒の照射インターバルは、優雅な重光線級とは異なり睡眠薬による居眠りのようです。乱雑な髪型やガニマタの脚からは確かに優雅さは感じられませんので、この調査結果には納得です。

要撃級の成分解析結果 :

要撃級の59%は黒インクで出来ています。
要撃級の27%は波動で出来ています。
要撃級の14%は白インクで出来ています。

うーん、この結果には何とも言えません。ちょっと視点を変えて、俗称のメデュームで調べてみることにします。

メデュームの85%はツンデレで出来ています。
メデュームの13%は根性で出来ています。
メデュームの1%は気合で出来ています。
メデュームの1%はかわいさで出来ています。

うってかわってダントツのツンデレ度を見せてきました。さすがBETA戦力の中核をなす種だけのことはあります。

突撃級の成分解析結果 :

突撃級の49%はかわいさで出来ています。
突撃級の40%は電力で出来ています。
突撃級の9%はマイナスイオンで出来ています。
突撃級の1%は夢で出来ています。
突撃級の1%は罠で出来ています。

ころころとした姿でかわいさに定評のある突撃級。やはりかわいさが多くの割合を占めていました。
いや、そんな見かけの話はどうでもいいですね。ここで重要なのは、突進してくる奴らの動力は電気だと言うことです。
マイナスイオンを陰イオンのことだと解釈すれば、突撃中の体内には電池が入っていることは明白です。漏電の危険がある海の中は、たぶん突撃級には厳しいのではないでしょうか。となれば、本州上陸の際には海底より下の「地下」を通ってくるしかないという推論も成り立ちます。わずか1%ですが「罠」の要素がある点から見ても、実は本州まで佐渡島ハイヴ地下構造が伸びている……という可能性を考慮することも難しくはありません。

要塞級の成分解析結果 :

要塞級の35%は勢いで出来ています。
要塞級の28%は歌で出来ています。
要塞級の20%は黒インクで出来ています。
要塞級の9%は花崗岩で出来ています。
要塞級の4%は気の迷いで出来ています。
要塞級の1%はお菓子で出来ています。
要塞級の1%は罠で出来ています。
要塞級の1%は信念で出来ています。
要塞級の1%は電波で出来ています。

さすが、腹の中に色々ため込んでいるだけのことはあります。いろいろな成分が含まれているようです。たぶん、衝角の先っちょの硬いあたりが花崗岩なのでしょう。
この結果から新たにわかることは多くはありませんが、主要な構成要素が「勢い」と「歌」ということからすれば、要塞級との戦いで一番重要なことはリズム感ではないかという気もします。奴らの触手が奏でるリズムに乱されることなく、いかにこちらのリズムで戦うか、がキーポイント。ちなみに歌は電波系みたいですね。

戦車級の成分解析結果 :

戦車級の70%は利益で出来ています。
戦車級の17%は睡眠薬で出来ています。
戦車級の12%は微妙さで出来ています。
戦車級の1%は濃硫酸で出来ています。

なんでしょうこれは。70%が利益? 何かの間違いだと思われるので、また俗称を用いて調査します。俗称のくせに誰も使ってるのを見たことないとか、そういうツッコミは勘弁してください。

エクウスペディスの成分解析結果 :

エクウスペディスの88%は明太子で出来ています。
エクウスペディスの10%は祝福で出来ています。
エクウスペディスの1%は真空で出来ています。
エクウスペディスの1%は成功の鍵で出来ています。

うーん、この切り口からの調査でもあまりたいした結果は得られませんでした。とりあえず、戦車級の色は明太子由来だというだけことはわかりました。
次に行きます。

闘士級の成分解析結果 :

闘士級の73%は花崗岩で出来ています。
闘士級の20%は月の光で出来ています。
闘士級の2%は知恵で出来ています。
闘士級の2%はむなしさで出来ています。
闘士級の1%は保存料で出来ています。
闘士級の1%は柳の樹皮で出来ています。
闘士級の1%はカテキンで出来ています。

正直、闘士級は影が薄いので、結果はどうでもいいです。
反応炉の制御室にホラーっぽい演出で現れたのは、どうやら2%の知恵による何らかの考えによるものだったようですね。知ったことではありませんが。遙返せ。

兵士級の成分解析結果 :

兵士級の90%はミスリルで出来ています。
兵士級の6%は情報で出来ています。
兵士級の2%は下心で出来ています。
兵士級の1%は乙女心で出来ています。
兵士級の1%は花崗岩で出来ています。

ぱっくんちょの実行犯です。
こいつらはもともと戦術機の敵ではありませんので、今さら硬い歯の成分が実はミスリル花崗岩であったなどということが新たにわかっても別にたいした利益はありません。
それよりも、情報と下心と乙女心で動いているというのが重要ですね。思い焦がれた相手に関する情報を集め、何らかの下心を秘めて近づいてくる、ということです。
……ああ、このことを武が知っていたら、EX世界のまりもちゃんのストーカー悲劇は避けられたかもしれませんね。

上位存在の成分解析結果 :

上位存在の44%は怨念で出来ています。
上位存在の14%はお菓子で出来ています。
上位存在の11%は理論で出来ています。
上位存在の8%はツンデレで出来ています。
上位存在の6%は鉄の意志で出来ています。
上位存在の6%は血で出来ています。
上位存在の4%は回路で出来ています。
上位存在の3%は愛で出来ています。
上位存在の2%は乙女心で出来ています。
上位存在の1%は気の迷いで出来ています。
上位存在の1%は希望で出来ています。

なかなか興味深い結果です。ちょっと個別に見ていってみましょう。

怨念

これについては次項「創造主」に譲ります。

お菓子

たま……のことか……?
ちょっと痛いので深くつっこまずに次に行きます。

理論/鉄の意志

武とのやりとりで見せた頑固さと理屈っぽさが垣間見えます。

ああ、なんか触手切られたときに血みたいな何かを流してたような気もしますね。

回路

はて? これはわかりません。何か回路っぽいものも入っているのでしょう。次。

ツンデレ・愛・乙女心・気の迷い

やっぱりBETAの本質はここら辺にあるのではないでしょうか。
重要なポイントではきちんとツンデレだの乙女心だのと行った成分が現れます。

希望

上位存在の成分を見るに、たぶん創造主(次項参照)との折り合いは悪かったのではないかと思うのです。
かといって、そう簡単に創造主に逆らえるようにBETAが作られていないのは自明のこと。彼は彼で、実は心の奥底に葛藤があったのではないでしょうか。
上位存在もまた、そういった立場からの解放を密かに願っていたのだとしたら……?
ひょっとすると、最期の時を迎えて、彼もまた武に感謝していたかもしれませんね。

創造主の成分解析結果 :

創造主の46%は呪詛で出来ています。
創造主の26%は利益で出来ています。
創造主の21%は電波で出来ています。
創造主の7%は魔法で出来ています。

あの世界におけるBETA災害の黒幕です。資源採取のため、無計画にあちこちにBETAを飛ばして働かせている存在。
創造主のこの「呪詛」こそが、上位存在の怨念の元凶だというのが見て取れますね。


それにしても、呪詛と電波で成分の過半を占めています。やはりヤツが話の通じないDQN野郎だというのは間違いないようです。
なんとしてもツンデレの上位存在と話をつけて、こちらの味方につけるより他に手はないでしょう。

反応炉の成分解析結果 :

反応炉の40%は月の光で出来ています。
反応炉の23%は海水で出来ています。
反応炉の18%はやましさで出来ています。
反応炉の14%は株で出来ています。
反応炉の2%は陰謀で出来ています。
反応炉の2%は欲望で出来ています。
反応炉の1%は知識で出来ています。

これについては、あまり期待しないで調べてみたのですが、思ったよりも情報が豊富に得られたようです。
まず、あの青い光は、月の光と海水を混ぜることでできていること。これは大きいです。ひょっとすると、劣化したODLは夜の海で浄化できるのでは?
「やましさ」「陰謀」「欲望」「知識については、反応炉というものが、実は人類に関する知識をこっそりと収集するBETAの先兵であったことを示していますね。ああ、これをあらかじめ香月博士に伝えられていれば(以下略)
株、というのは何でしょうか。私が思うにこれは、株式投資の株ではなく切り株の株。要は、反応炉って地面から生えてるんだよという、それ以上の意味はないのでしょう。

総括

プレイした我々にとって新たに判明した事実というのはそう多くなかったかもしれません。
しかし、個別種の調査においてさんざん書いたとおり、オルタ世界で彼らがわかっていたなら……と思わせるような分析結果は多々得られました。
こちらの世界とオルタ世界では別の方向に技術が進歩していますから、オルタ世界にこの成分解析ツールが誕生しなかったこともやむを得ないことなのかもしれません。しかしその上で、敢えて厳しいことを言わせてもらえば、オルタネイティヴ2については、調査・分析の方法論が間違っていたのではないかと結論づけざるを得ません。


今回はBETAについて調査しましたが、例えば香月博士(香月 夕呼)についてもなかなか興味深い知見が得られております。この成分解析ツールの有用性に関して疑いの余地はありません。
今後も続くであろうBETAとの戦いにおいては、AL世界の皆様には、是非このツールを活用して頂きたいと願いつつ本研究を終わります。