綿流し編について、目明し編前の考察を振り返りながらの感想(2005/01/10更新)

  • 祭具殿の音について。音の正体もますます謎になったが、「悟史の足音」でさえあれば自分にしか聞こえてなくても納得してしまう詩音の精神状態が困ったもんだ。
    で、綿流し編では祭具殿を出たあと圭一と「ドタンバタンという音」について話をしているわけだが、こっちの詩音は「自分にしか聞こえない」という可能性なんか全く考慮しているようには見えないのも困ったもんだ。
  • 綿流し後の入れ替わり。考えをまとめるにあたり、祭りのあとに詩音が「お姉に出くわす前に退散する/今日は本当に疲れてる」と言ったセリフに頼りすぎたか……。
  • 雛見沢の権力構造。やはりこれは重要な考察ポイントのようだ。
  • 注射器の薬。むー、何の薬かはまだ分からないワケだが、今後説明つくのかなー。
    ひとつ興味深いと思ったのは、注射を打たれたあとの梨花の行動。「喉を掻きむしる」というのは注射の直接的な効果によるものなのかどうか? 梨花自身にも「魅音に捕らえられるくらいなら自害する」という意図があるらしいのが気になる。もしかすると富竹もそう(襲われて捕まるくらいなら自害する……と考える立場の人間)だった?
    あと気になったのは、あんな格闘の中で注射を打つとなると血管を狙うわけにも行かず、薬の種類によるんだろうけど効果はいったいどうなのよ、といったところか。格闘する前、催涙スプレー使う前に、詩音が醤油瓶に向かって梨花に背を向けていたときに注射を打ってしまった方が成功率高かったのではないの? たぶん。
  • 圭一が腹を刺されたのと詩音の落下・死亡が「推定同時刻」だった件。クリア後の追加TIPSで説明されたけれども。
    ……そんな微妙な根拠で推定して「同時刻」なんて言わないでくれよー。
    まあ、どの程度の時間の誤差まで「同時刻」と表現するか、というのは主観の問題ではあるけれど……。表現として正確を期すなら「同じ頃」くらいの書き方にしてほしかった、というのが個人的感想。
  • 魅音の体の刺青。刺青を持たない詩音(元・魅音)は園崎本家でレナと圭一に追いつめられたときに着衣に手をかけて実際に見せようとする。これはやりすぎではないかいな。レナがそれ制するのを見て詩音は「言うと思った」などと言っているが、レナがもう少しぼーっとしてたらそんなことは言わなかったかも知れない。誰も止めなかったらどうやって誤魔化すのかわからん。
    斜に構えていろいろと疑いながら見ているような性格の悪いプレイヤー(俺もだ)に対しては効果的なブラフかも知れない(俺は引っかかりました!)が、レナや圭一は目の前の「魅音」が本物か少しでも疑うなら見せろと言うだろう。そう言う相手にかますブラフとしてはハイリスクノーリターンではないかという気がする。
  • 詩音が学校で梨花にかなり暴力的に迫る場面があるわけだが。いくら目につきにくい場所とは言っても、仮にも学校での行動としてはめちゃくちゃ大胆ですな……。