土蔵にて・セイバー

サーヴァントは自身の夢を見ない。パスのつながっている相手の意識が流れてくることがあるだけ。
セイバーとそんな話をしている折、一瞬士郎の脳裏に浮かぶ焼け跡の風景。ただの焼け跡ではなく、さらに一歩踏み込んだ記憶――黒い孔――の映像も。たぶんこのシーンで初出ではなかろうか。