桜の望み

まっとうな日常を知らないから、欲しいものが判らない。
まっとうな幸福を知らないから、こんな、些細なコトをさも大切そうに思っている――――

なんだか、月姫アルクを思い出しました。こういう娘には、幸せというものを教えてやらないと。時間をかけて。
そして約束をします。

いつか冬が過ぎて。
新しい春になったら、二人で櫻を見に行こう――――