ミステリ

森博嗣とか

文庫ででてるやつ(エッセイ除く)は既に制覇してます。 新書やハードカバーは電車で読みにくいから好きでないのです。早く文庫本出ないかな。 で、そのうち前に書いてたミニ感想の続き書きたいのだけれど。これもまたいつになることか。

森博嗣

「ミステリ」ってカテゴリじゃなくてもっと小説一般のタイトルにしといたほうが良かったかな。森博嗣をミステリに分類するのはどうも抵抗が。 まあそんなカテゴライズには関係なく、面白く読み進んでます。S&Mシリーズに続いて、ちゃくちゃくとVシリーズも。…

んで、この2作について

前にも書きましたが、S&Mシリーズ全体の傾向として、推理ものとしては特筆すべきものはないようにも思うのです。 それよりも、犀川と萌絵をはじめとしたキャラクターの織り成す物語を楽しむほうが楽しめる。事件と謎解きはむしろスパイスです。シリーズを通…

夏のレプリカ

夏のレプリカ (講談社文庫)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2000/11/15メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 19回この商品を含むブログ (149件) を見る読みました。

幻惑の死と使途

電車の中で読めるS&Mシリーズは着々と読み進んでいます。げぇむ日記のくせにゲームネタがなーい。幻惑の死と使途 (講談社文庫)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2000/11/15メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 20回この商品を含むブログ (157件) …

まどろみ消去

S&Mシリーズの幕間、ということで短編集を読みました。まどろみ消去 (講談社文庫)作者: 森博嗣,山田章博出版社/メーカー: 講談社発売日: 2000/07/14メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 46回この商品を含むブログ (80件) を見るちょっと私にとっては抽象的に…

封印再度

読了。例によって密室、そして一般的でない動機。私などは、楽しんでますが既に本格推理ものとしては読んでません。本作について言えば「メタミステリ」という感じでもありません。謎解きは謎解きで存在しますが、なんと言うかパズルのような印象です。 とは…

気を取り直して

読んでます。封印再度/WHO INSIDE.封印再度 (講談社文庫)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2000/03/15メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 23回この商品を含むブログ (172件) を見る前に買おうと思ったら入った本屋で売ってなかったS&Mシリーズの…

死者が飲む水

死者が飲む水 (講談社文庫)作者: 島田荘司出版社/メーカー: 講談社発売日: 1992/03メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (5件) を見る読了です! つーか、 前に読んでました。 ……なんで忘れてたんだろ? 時間ないときにあわてて買ったのですが、1…

森博嗣 S&Mシリーズ

別に狙ってるわけではないのですが、なぜだか、id:genesisさんの後を追うように読んでる気が……。 ちなみに第5作目を読もうと思い、昨日、通勤途中*1の本屋に行ったのですが、置いてませんでした。がくーり。 *1:あーそうですよ休日出勤ですよ

詩的私的ジャック

詩的私的ジャック (講談社文庫)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 1999/11/12メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 26回この商品を含むブログ (181件) を見る読了。前作を呼んだあと「引き籠もりの天才科学者」云々と安直な感想を漏らしましたが、流…

笑わない数学者、天王寺博士の問題を考えてみる - 玉が4個のとき

昨日の続き。問題そのものは本書をご参照下さい。ネタバレマスクは行いません。ここまで読んで、「答えなぞ見たくない」という人は飛ばすなり戻るなりお願いします。昨日の日記 id:ton-boo:20041012#p2 も参照のこと。 本書内では玉が5個のときが問題になっ…

笑わない数学者、天王寺博士の問題を考えてみる

数字玉のネックレスの問題だけ本文中に解答がないようです。 あちこちのサイトにも解答は載っているようですが、私も自分の考え方をのせておきましょう。 問題そのものは本書をご参照下さい。ネタバレマスクは行いません。ここまで読んで、「答えなぞ見たく…

笑わない数学者、読了

笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE (講談社文庫)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 1999/07/15メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 40回この商品を含むブログ (224件) を見る綾辻の「館」シリーズとか、島田荘司の「斜め屋敷」を彷彿とさせるト…

冷たい密室と博士たち・あとがき

本格ミステリほど読者に優しい小説は、他にないのではないかと思う。 探偵はすべての手掛かりを集めてみせ、懇切丁寧に推理の道筋を説明し、犯人が誰かまで教えてくれる。読者は考える必要などどこにもない。最後まで読めば、謎はすべて解かれるのだ。 太田…

冷たい密室と博士たち

冷たい密室と博士たち (講談社文庫)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 1999/03/12メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 60回この商品を含むブログ (236件) を見る淡々と読了。推理小説としては可もなく不可もなく。 例によって読んだあとにAmazonコ…

S&Mシリーズ

表題のように書くと照れてしまうのは俺が青いからですか? とまあそんなことはさておき、「すべてがFになる」に続く森博嗣のS&Mシリーズをちょっと読んでみようかと。とりあえず「冷たい密室と博士たち」を手にとってみました。ひぐらしもとりあえず一段落し…

ある閉ざされた雪の山荘で、アマゾンのカスタマーレビュー

リファラの検索キーワードに「ある閉ざされた雪の山荘で ネタバレ」というのがあって、id:ton-boo:20040909#p3 のことを思い出してAmazonのカスタマーレビューをもう一度見に行ってみたわけです。 ……そのまま変わってませんでした。あれって放置しておいて良…

出雲伝説7/8の殺人

ISBN:433470722X 読み終わりました。島田荘司ですが、奇想天外系の御手洗ではなく堅実探偵の吉敷竹史が主人公のトラベルミステリ。 なぜか私、トラベルミステリってほとんど読んだことがありません。いろいろとアクロバティックな作品をしばらく読んでたので…

思うこと

何について思うことなのかといえば、先日のこの日記エントリ(id:ton-boo:20040914#p2)をご参照ください。サーチエンジンなど経由のネタバレを回避するため、ここでは書籍名を書きません。 つーてもたいしたことは書かないわけですが。まず、どうでもいいけ…

暗黒館の殺人

id:ton-boo:20040707#p13 愛蔵版商法で来たか、と思ったこの作品、新書版が出てます。本屋で見かけてましたが忘れてて、この日記のサイドバー見て思い出しました。 しかし私はこうなったら文庫版まで待ちます。その方が電車で読みやすい。

すべてがFになる

ISBN:4062639246 読み終わりました。面白かったですね。あちこちの書評にもあるようですが、「天才」とされる登場人物の描写はなかなか新鮮です。 本の内容については、何というか……この手の小説は、どこまでプログラマ/ハードウェアの能力があるものと見な…

ある閉ざされた雪の山荘で

通勤場所が変わって、通勤時間が多少長くなり、かつオフピークという読書向きの環境になりました。 何読むかなー、というわけでとりあえず島田荘司でも……と思って入った本屋では、なぜか島田荘司の本は汚れてまして。id:genesisさんの影響で森博嗣「すべてが…

私が彼を殺した

だいたい了解しました。犯人が最後の薬を持っていたのならあの人は持っていないことになるし、もう一人のあの人に仕掛けるチャンスはやはりないと見るのが妥当でしょう。 ……もちろん、本当の犯罪捜査で「妥当でしょう」レベルで犯人指摘されてしまってもアレ…

「私が彼を殺した」犯人分かりました(たぶん)

与えられた材料から、あの人が犯行に及んだということは分かりました。 問題はそのあと。さらに誰かがすり替えた可能性はないのか、というのがちょっと気になってまだ読みかえしてたりします。

私が彼を殺した

ISBN:4062733854 とりあえず読了。とりあえず、てのはもう一度読む予定だからです。ぶっちゃけまだ犯人が誰なのか確信を持ってません。終盤の描写がミステリとしてフェアであればあの人しかいないような気もしますが、どうしても勢いでガーッと行ってしまっ…

異邦の騎士(改訂完全版)、読了

ISBN:4062637707 怒濤の勢いで読み終えました。 私が小躍りして喜ぶような「箱モノの大仕掛け」はありませんでしたが、なかなか御手洗的にいい味を出していたと思います。 「気になること」として昨日一言書きましたが、それと関連して読み進めながら考えて…

異邦の騎士

現在読んでます。 気になったことがあるのですが、なんかの伏線・ネタバレだといけないので伏せ字モード。 記憶喪失で、鏡を見ても自分の顔を認識できなかった主人公は、いったい何故免許証がすぐに自分のものだと認識できたのだろう? さて続き続き!

暗闇坂の人喰いの木

ISBN:4061856944 読み終わりました。相変わらず豪快なトリック。島田荘司はこうでないと。微妙に間違った方向に突っ走りがちな石岡君も結構好きです。ワトソンとかヘイスティングズとかの一般的な探偵助手達と異なった味だと思います。 ただ、この作品では、…

殺人ダイヤルを捜せ

ISBN:4061842463 さくっと読了。なんとなく、このトリックって現在では使えなくなっているような気が。どうなんでしょう。 それより、「島田荘司」というとまず頭に思い浮かべるのは占星術(ISBN:4061833715)や斜め屋敷(ISBN:4061851896)のような大仕掛け…